サッシの気密性と西風の流体力学的考察

毎年冬になると北風西風強く、風の叉三郎がピューピューと吠えまくると夜も眠られないほど騒々しくなるものだった。



それが北国の宿命とずっと思っていたから、こちらへ引っ越して冬の季節が訪れるたび、風の叉三郎に出会っても何の疑問も持たずに過ごしていた。



大震災の後、地震の被害を受けた壁面と壁紙を修復するために タウンサービスのリフォーム担当の方に見積もりを依頼していた時、彼女いわく、ピューピューと耳障りな音、きもち悪いですわ! と、のたまった



地元の方なので、そのような風の叉三郎が発する冬の慟哭には慣れているのではないかと意外な感じを抱いたので、強風が発する風切り音が窓ガラスを通して侵入してくることは普通のことなのでは? と尋ねてみると、ピューピューと言う高周波音がこんなに響くことなどなく、特に南側洋室のサッシの部分が酷いので、一度、サッシの点検をしてもらう方が良いと言われてしまった。



それ以来、サッシの気密性が気になっていて、3月に入っても冬の嵐が吹き荒れた夜、強い西風に乗って1,000人もの風の叉三郎が激しく吠えまくり遂に一睡もできない一夜を過ごした翌日、たまりかねて、マンション管理会社にサッシ点検を依頼したのであった。



そもそも、アルミサッシにガタがあるのではないかと思って自分なりに触ってみると、引違い窓をクレセントでロックしているにもかかわらず部屋側から外へ押すと気持ち動くところがあった。サッシフレーム内側にはシリコンゴムがインサートされていて引違い窓をロックしたときにぴったり密着し気密性を保つ設計のはずである。にもかかわらず、それが動くと言うことは明らかに異常がある。



マンションの立ち位置もかなり問題で、私の部屋は南西の角部屋だから西風がもろに当たる。西側のベランダに面する窓は風圧に押されてむしろサッシフレームに密着する方向だからこの面からピューピュー音がするわけではない。
問題は南側ベランダに面する窓だ。


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西風は南側ベランダを西から東へ高速で吹き抜けるが、ベランダにはお隣の部屋とを仕切る太い構造柱が聳えていてそれが風の流れを妨げる。南側ベランダ外を駆け抜ける高速の西風と南側ベランダ内構造柱にさえぎられる風により流体力学上、ベランダの中に強い渦が発生する。



渦ができるとその部分が周辺より負圧になることも流体力学の常識。つまり、強い西風が吹くと南ベランダの気圧が低下する。この時、サッシに隙間があれば必然的に室内の空気が外へ吸い出され、その隙間が狭いほどピューピューとものすごい高周波音を発生するのである。



後日、マンション管理会社がサッシ専門業者を伴って点検に訪れたので、事情説明し全室のサッシを調整してもらった。





サッシ専門業者によると、相当な隙間やずれが発生していたようで、大震災被害による建物共用部修復の時に サッシの調整を何故やらなかったのかと問われてしまったが、素人には気がつかぬこと、マンション管理会社さえ分からぬことではあった。



サッシフレームと引違い窓の明らかなガタがM9にものぼる大地震の揺れにより生じたのか、それとも、新築当初からの設置調整不良なのかはいまとなっては分からないことではあるが、冬に鳴り響くピューピューと言う風の叉三郎の慟哭は引っ越し当初から発生していたような気もするのであった





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