白銀を駆け抜けるスター

御用納めの日、昨夜から強風が吹き荒れ冬の嵐を予感させる天候となったが、一夜明けて外は白銀の世界。

画像




気温0℃、積雪5cm、ベランダに出て写真を撮る手もたちまち冷たく凍ってきそうになったので、早々に部屋の中に戻った。室温は14℃あり、特に暖房を入れるほどでもなく朝の陽射しが差し込むのを待つ。



最近の建物は断熱性が優れているとつくづく感心する。リビングに限らず、他の部屋や玄関までほぼ同じ温度を保っているのだ。開口率50%の建築物にしてはできすぎではないかと思うのだが、各接合部の気密性が向上していることや窓がペアサッシ構造になっていることが効果的なのだろう。何せ、換気扇を回しても室内が負圧になり十分に換気できないほどなのだ



昨年まで住んでいた横浜のマンションは築30年弱の老体だったことから、開口率など遙かに低いにも拘わらず、サッシ上部の換気口とか玄関の新聞受けからとか、あちこちから北風が侵入し、冬は特に寒く感じられたものだった。特に南面のリビングと北側の部屋との温度差が大きく、リビングのドアを閉めていないと部屋の中に冷たい風が侵入してくるほどだった。



この調子では、冬の暖房費は横浜時代とそう変わらないかも知れないと最近思いつつあるのだが、こればかりは1年間暮らしてみないと分からないことではあるが、年間通して夏の冷房費のことまで勘案すると、案外安くつくことになるかもしれない。



トレーニングウェアを重ね着し、モンベルのキャップを被りサロモンのスタッドレスならぬトレッキングシューズを履いて、完全武装でランニングに出た。外の道はサクサクと新雪を踏みしめる心地よさ。さすがのトレキングシューズでも、硬く踏みしめられ凍結した箇所ではつるつると滑り足を取られそうになるので、山スキーと同じ気持ちで、新雪のバージンスノーの上を選んでランニングするのだった。



車道沿いを下る道の途中にバス停があり、女子高生が一人、バスを待っていた。こちらでは学校は早めの冬休みに入っているので、それは通学ではなくバイトにでも出かけるのだろうか、小雪がちらつく中を携帯電話に夢中になっている様子だったが、短めのスクールスカートと紺色のソックスを履いたその足は生足だった。



この雪空と氷点下の気温で寒々しくドス黒く変わった肌足の色にも拘わらず、それが彼女らの流儀なのだと、その若さと無謀さに嫉妬を覚えないわけにはいかなかった。将来、痛風になろうが神経痛になろうが、そんなことは厭わず、この花咲く一瞬に全てを賭けるその初々しさが、還暦を迎えた老体にはうらやましくも眩しくも思え、今日のこの日、白銀の世界を駆け抜けるスターはあの娘なのだと思ったのである。



雪の日に相応しいもの、それは真っ直ぐな情熱と溢れんばかりの若さ、そして、僅かばかりの嫉妬である。






良質のウールを混紡した暖かいフリースキャップモンベル イヤーウォームキャップ クリマリブトップ ヘザーグレー L
札所0番楽天市場店
サイズLサイズ【58~60 (単位:cm)】カラーヘザーグレーメーカーモンベル(mont-bell)


楽天市場 by ウェブリブログ



"白銀を駆け抜けるスター" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント