パンとワイン

イエス・キリストが異教徒の汚名を着せられ放浪の旅に出たとき、パンとワインがあると生き伸びることができると述べたことがあった。


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昨日の時点で、私のところではワインの在庫はあっても遂に最後のパンの一枚を食べ尽くしてしまった。



ガソリンを使わないよう近隣のスーパーへ歩いて買い出しに出かけたが、およそ3時間も並んでやっと手に入れたのは農協が放出した米5kgと野菜が少々。そして、スーパーの叔母さんたちがこの緊急時に一生懸命作ったと思われるおにぎり数個。



戦後の混乱期なぞ知らない世代だが、戦災で焼けただれたあの時代もきっとこのようであったのだろうと、深く涙したのである。近隣の家はみな無事なように見えて倒壊した建物など無いのだが、物流は断たれている。子供たちさえ学校に行かず、買い出しの列に並ぶのである。もっとも、学校さえ再開の目処が立たず休校になってはいるが。



更に困るのが、都市ガスが復旧しないことだ。海岸部に建っていたガス製造所が壊滅的被害に遭い、再開の目処立たずという。当初は復旧まで一カ月とアナウンスされていたが被害の状況が明らかになるにつれその目処は立たないと変わってしまった。



ガスが来ないとお湯が沸かせないので、風呂、シャワー使えず。だから、震災以来、風呂に入っていない。既に10日経過。この先、どれくらい入れないのか予想もつかず、毎日頭の痒さと身体の臭さに悩まされている。



したがって、毎朝のランニングももちろんできず、すっかり体調が崩れてしまった。血圧も上昇気味である。体を鍛えるには日々の積み重ねと規則正しい生活が欠かせないが、身体を壊すのは一瞬。



この震災で不幸中の幸いで家が残った人々、この地ではおよそ100万人の人たちがいま、このような悲惨な生活を送りつつある。



あ~~~、せめて、サンヨーのごパンがあったなら、米からストックのパンを作ることができるのにと、イエス・キリストより悪い状況に言葉を失うのであった。








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  • 郵便局と生協と冷水シャワー

    Excerpt: この震災でお見舞いの電話を頂きながら、たまたま小用を足していたために留守電預かりになってしまった伝言が何件かあった。 Weblog: さよならの八甲田 racked: 2011-03-22 18:14
  • 偵察ドライブ

    Excerpt: 震災以来、ガソリン不足が深刻化していたので車の運転は控えていた。 Weblog: さよならの八甲田 racked: 2011-03-24 17:50