魔界の金曜日  渓谷の街で飲んだシェリー酒

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ロンダの街は切り立った崖の上にある。崖の下とは別世界の様相を呈するその立地は要塞としての要件であり、ひとつの都市がひとつの国家であった時代の名残りでもある。

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街のなかはご覧のように綺麗な街並みが続き、ロンダ銀座とも云えるメインストリートは観光客と思われる人々で朝から賑わっていた。雨上がりの歩道が朝日に反射し、清々しい夏の空気が豊かな街の雰囲気を漂わせていた。

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レストランやホテルが建ち並ぶ界隈。街の規模としては決して大きくはないはずなのに、こちらの国ではお約束のように必ずあるレストランとホテル。精神的バックパッカーにとっては街の美しさと共に堪らない環境の良さである。昨夜はコスタ・デル・ソル沿いのリゾート地、マルベーリャのホテルに宿泊したのだが、いかにも商売っけたっぷりのその高層ホテル群よりは、田舎町然とした素朴なたたずまいに、この街に泊まった方が遙かに旅の楽しさを味わえたかも知れないと思ったのである。

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レストランの外壁はご覧のように美しい陶器で飾られている。ショーウインドーを彩るドメスティックな小物達と共に、ロンダに宿泊しなければその素性が分からない珍しい品々である。

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ロンダのもう一つの古き良き文化、それはシェリー酒である。地元でそれを飲むために先ほどからバルを探していたのだが、生憎とJALバスのハーフのガイドさんはそんなことなどお構いなしにどんどんと先に進んでしまう。やむなく、キオスクのような雑貨屋へ飛び込み、英語でシェリー酒を飲みたいのだがと尋ねると、朝っぱらから酒を飲みたいという日焼けした東洋人に驚いたのか、怪訝な顔を隠そうともしない店のおばさんがなにやらスペイン語で口走った。



どうやら英語は通じないようなので、ゆっくりと、シェリー、シェリーと繰り返すと、そのおばさんは、呆れたような笑い顔をし、グラスに赤いシェリー酒を注いでくれたのである。それをゆっくりと味わう間もなく、かなり度数の高いその酒をグッと飲み干して勘定を支払い、ツアーの面々の後を追ったのだった。



次回へ続く





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