壊れたケータイとシシリーの赤

昨年の夏、ケータイを機種変ではなく買い増しで新しいモデルに変えたのに、1年も経たないうちに勝手に電源が落ちて再起動してしまう不具合に悩まされていた。



折りたたみ式のヒンジを開けたときやパチャンと閉じたときに電源が切れてしまうので、明らかに何らかの接触不良っぽい障害と思っていた。それも唯の電源断とは訳が違い、その状態でヒンジを一度開け閉めすると勝手に起動し始め「un*****」という文字が表示されて暗証番号を要求してくるのである。それに応えて入力してやると、「○904i chao!」とハス向かいに表示され、なんだ! こりゃ? と思っているうちに即座にメニュー画面に復帰してしまうのであった。



パソコンで言うところのスリープ状態からの復帰のような現象に、そういえばこのケータイはOSにLinuxを使っていたのかと思い出させられたのであった。接触不良の要因がLinuxをスリープさせ、ヒンジを開け閉めすることで不良原因が一時的に解除されることによりスリープ復帰状態となる。そして、イタリアでデザインされたそいつは冗句のように「chao!」と呟く。



最初のうちは、イタリアではよく出くわす 雲助タクシーの運ちゃんのように 憎めない存在であったが、次第に腹が立ってきて、使用頻度が少なく手荒く使ったこともなく水に落としたこともないのに、何故なんだと疑問に思い出したのである。そういえば、最初からこいつは ライトキャップが外れたりで 品質面の問題があったなと思い至った。かつては国内随一のPC販売を誇ったそのメーカーもいまや見る影もなく、ケータイなど中国生産とのことなので、品質管理が不十分になっているのではないかと思われるのである。




このところ、その障害が頻発しだし通話中にさえ電源断となってしまうほどだったので、こりゃ、使い物にならんわ! と、Docomoショップへ駆け込んだ。そして、修理できるものなのかどうか尋ねたところ、それは可能という。但し、1週間ほど時間を要するのでその間、代車 ならぬ代ケータイを貸し出すとのこと。修理代は製造者原因に当たるので勿論無料。



そこで、壊れたそいつは修理に出すとして、ついでに、新しいモデルに変え料金コースもお得なコースへ変更することにした。新しいモデルに変えるのであれば壊れたものの修理は必要ないではないかと思うかも知れないが、コレクションとして使える状態で残しておきたいのである。それに、イタリアンデザインが気に入っていたしヤマハのチップを使っていることから音楽がすこぶる良く聞こえるので携帯音楽プレーヤーとしても使える。



さて、新しいモデルの選定であるが、GSMとカメラ解像度に拘ったところ、結局、906iシリーズとなるようである。前作のイタリアンデザインを継承するモデルが何故か同じメーカーからは出ておらず、デザインの継続性が失われている。そのメーカーの○904iは一発屋だったということか。これだから、一度ついたファンは逃げていくし、ましてや品質で悩まされると二度とそのメーカー品は使うまいと思うのである。ケータイが売れないのは何も官制不況の所為ばかりではなくメーカーの経営方針によるところが大である。ころころとデザインを変えるようでは、企業にとって最も大切なアイデンティティが失われる。その企業のプライドや自信を世の中に提示することが出来ない上、世間も受け入れてくれないのである。Macを見習えと言いたい!



結局、他社のモデルが 選択方法としては嫌いな消去法的に残り、画面も一番大きく画像も鮮明だったので、やむなくそれにした。本当のところ、年末になれば、907iならぬ新しいシリーズが出ると、Docomoの店員さんからも言われたのだが、スペックもデザインも分からないし価格も上がるのでないかと言われている折、ほんの1ヶ月間で旧モデルに転落してしまう運命のその機種で手を打ったのである。



遅いランチを取るためにビルの9階ヘ上がりレストラン街を物色すると、久々のイタメシ屋があった。店頭にディスプレイされた大量のワイン瓶がワインセラーを思わせいかにも食欲をそそったので、そのまま、その店に入った。



シシリー産のワインを置いてあり、しかもグラスで呑めると言うことなので、早速、白のグラスと松の実のスパゲッティを注文した。そして、手に入れたばかりのケータイを使い、その500万画素はあるカメラ性能を試してみたのであった。

画像




シシリーの白は切れが良くとても美味しかった。久しぶりにミネラルウォーターも注文し発泡するガスにアルプス山脈の味を楽しんでいると、午後の陽射しが窓一杯に差し込み乾燥する空気を一層軽いものにした。今日一日の出来事があまりのイタリアっぽさから、ついつい、食後に赤を頼み、グィッ! と空けてしまった。それは、もちろん焼けるようなシシリーの赤であり、口の中でいつまでもしたたり落ちるオリーブの後味を溶かすのであった。







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