北朝鮮は内部崩壊する

金正恩とトランプによる米朝首脳会談劇が実現するかどうか、世界は固唾を呑んで見守っている。



北朝鮮の核廃絶を検証可能で恒久的不可逆的に実現することが米国の要求であり、それに対して北朝鮮には一切の選択肢はない。唯一、お情けで金一族体制の保証を求めることが精いっぱいの抵抗だ。



米国の戦力では金一族体制崩壊もたやすいことではあるが、トランプは敢えてその体制保障を許容しようとしている。その理由は何か?



一つには、金正恩による専制君主体制下の方が核廃絶を確実に実行し易いからだ。暴君が決めることは絶対命令だから可も非もなく部下は忠実に実行せざるを得ない。北朝鮮内の核爆弾すべてを米国に運べと言えば、それは天の声なので死を賭して実行しなければならないのだ。
これがもしも、金正恩体制崩壊しその過程で核廃絶を実行しようとすると、分裂崩壊した北朝鮮内でクーデターが勃発し、核爆弾が制御不能な状態で流出する恐れが出てくる。



核爆弾だけではなく核開発に関わった人材もまた然り。北朝鮮動乱の中で科学者や技術者が第3国に人材流出しては困るのである。専制君主体制であれば、それら人材は全員抹殺できる、あるいは、完全管理で米国の孤島に移住させることも可能だ。
要は、物的人的核資源を完全廃棄するには金正恩体制が存続する方が確実に実行し易いということに尽きる。目的のためには手段を問わない、これがトランプ流外交と読めるであろう。



二つ目は、中国に対する牽制である。北朝鮮が崩壊し第二の朝鮮動乱となれば中国と米国との間で新たな軋轢が生ずる。現在の38度線で分断する共産主義対資本主義の線引きが読めなくなり、東アジア全体が不安定な状態に陥る恐れがある。
米国にしてみると、中東に加え東アジアでも紛争の火種を拾うことは現状では避けたいことであろう。
核を持たない独裁体制ほど御しやすいものはない。武器なし金正恩であれば一切の脅威にならず、中国にとっても米国にとっても現状維持の好ましい緩衝地帯となるのである。勿論、韓国との朝鮮半島統一などという幻想は実現しない。米中ともに利益に反することとなるからだ。



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それでは、金正恩やその一族は安泰かというと、どうもそれは怪しい。
歴史的に専制君主や暴君がそれまで目指した方針を一気に大転換し真逆の方向に走ったとき、その後存続し得た君主は存在したか?
歴史を紐解けば明らかになることではあるが、朝鮮半島の事件だけに限っても、人心を失う原因となる国事の大転換は必ずクーデターを勃発し動乱の原因となってきた。
核を失う金正恩に対して、それまで忠誠を強いられてきた軍部や人民は果たしてどのように振る舞うのであろうか?
目指すべき核強国という国家像が突然に崩れそれが誤りであったと喧伝されたとき、それを指導した専制君主はもはや用無しの豚!!!



米国の目指す核完全廃棄はこのように金正恩体制を保証しつつ、実は巧妙に自己崩壊させ、その過程で中国に対しても一定の圧力をかける、まさに一石三鳥を狙う高等戦術なのである。




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