真冬の高速ドライブ 北の温室暮らし

前回からの続き
ナビの指示に従い、料金最安ルートよりは¥300円多く支払って佐野藤岡ICで下りると、国道の工事渋滞が新年早々始まっていて、結局の処、目的地には相当に遅れて到着することとなった。



ナビのヤツ、下の道路の工事渋滞情報を拾っていないのかと、その性能の悪さに憤懣やるかたない思いをしてしまったが、最初から車に組み込まれている純正ナビなど、この程度のものかと思った次第である。せっかく携帯の通信機能を内蔵している割には、そのありがたみ皆無と言うところか。


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久しぶりに叔母の家で所用を済ませ、その夜、酒を飲んで離れの和室で熟睡するはずだった。



真夜中、暖かい布団にくるまれて心地よい夢を見ようと寝入っていたが、身体のぬくもりに比べて頭だけがやけに冷えて目が覚めてしまった。叔母の家は伝統的な日本家屋なので、換気のために意図的にあちこち隙間を設けて外気が還流するようになっている。特に離れの部屋は窓の下にある戸袋のあたりが酷いのである。暖房を効かせていた時間帯と比べると夜間はそれも止め、外気に近い温度まで冷え込んでくるに違いない。北関東の夜はこの時期、零度近くまで冷え込む。



このままでは寒くて眠れないと思い、やむなく起きあがり、布団の位置をぐるりと回して頭の位置を窓とは反対側にし、再び眠りに就こうとした。しかし、頭の寒気は一向に治まらず、身体の温かさとのアンバランスは増すばかりであった。毛布と布団をたぐり寄せ頭から掛けて漸く眠りにつけそうな気がしてきたが、布団の中に頭を突っ込んで寝るわけだから息苦しさが付きまとい安眠できそうもなかった。



子供の頃見た洋画の中で、外人の爺さんが頭に帽子を被ってベッドに寝るシーンを不思議に思っていたが、漸くその意味を理解できたのであった。つまりそれは、寝室の温度が極端に寒くなるので防寒のために帽子を被って寝るという単純な理由であった。



まさか、部屋の中で帽子を被って寝るほど寒くなろうとは想像も出来ず、いささか、場違いなほどの寒さに驚いてしまったのだが、叔母はこの寒さに耐えて寝ているのだろうかと心配になってきた。



いや、待てよ、もしかすると 引っ越ししてからは 断熱性能の高いマンション暮らしだから、いくら外が真冬の寒さでも部屋の中は温室のように暖かいわけで、暖房を切っても明け方の室温は14℃以下になることは無いし、全ての部屋と廊下、玄関や浴室まで同じ温度に保たれていて極端な温度差のない状態だから、すっかりそのような定温環境に慣れた身体には、北関東のような昼夜の温度差のある家屋には住めなくなってしまったのではないかと思ったのである。



この頭だけ寒さが染み渡るなか考えたこと、それは、引っ越ししてからなにげに失ったもの、それは自然環境に対する耐性と 生き様に対する情熱、その大切な2つを失ってしまったこと。



引っ越し先の住居は、いわば、宇宙空間に浮かぶ宇宙ステーションである。そこは過酷な宇宙空間から生なる肉体を守ってくれるシェルターとなり、外がどんなに劣悪な環境になろうとも、それを遮断し直接はその影響を受けないように保護してくれる。そのなかで、ヌクヌクと1年9ヶ月も過ごしてしまうと、肉体は自然環境の変化に耐えられず、生物が本来持っている自然に対する耐性を失ってしまうのである。そして、ストレスの少ない温室生活は、精神をも浸食し、強く情熱を燃やすべき対象を曖昧にしてしまうのであった。


画像
翌日、放射冷却の効いた朝の気温は氷点下となった。朝日を浴びるために外に出て車のトランクを開けると、窓ふき用の雑巾が凍っていた。











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