サーモンと日本酒は語る

酒に合うメインディッシュシリーズの2回目。
今回の酒は、またまた頂き物の和歌山は環山の純米大吟醸「黒牛」、そして魚はサーモン。



そろそろ、秋の近づく季節、鮭の味が恋しくなります。
しかし、いまどきのスーパーは季節感無く、一年中サーモン売っていますが、キングサーモン見かけなくなりました。アラスカ産キングサーモン、正月でないとお目に掛かれません。


その代わり、時々出回るのが、ノルディックサーモンというヤツ。でもこれも、最近では月1くらい出るといい方でしょうか。


そしていまは、チリ産のトラウトサーモン。
トラウトというから、もとは川鱒だったんでしょうか?
見た目は赤身の切り身で鮭そっくりですが、味が薄いというか、ほとんど淡泊。
まるで、白身魚みたいな変なサーモン。
おまけに妙に身が柔らかいので、調理に苦労する。



何故、こんなに本来のサーモンが出回らなくなったのか?



やはり、狂牛病の影響でしょうか? 欧米の人たちも肉の代わりに魚を食べるようになっているようです。



昨年、久しぶりにザルツブルクへ行って驚きました。ザルツブルク銀座と言われる観光客通りに、ノルディックファーストフード店が2店もオープンしていました。
ヨーロッパのアルプスに近い山の中にあるザルツブルクにシーフード店ですよ!


一体、誰が食べるのか観察する間もなく、欧米や南米の観光客で大繁盛なんです。朝から晩まで。
土曜や日曜なんかは地元の人も来るようで酷く混み合い、夕方には売り切れ状態でした。



ザルツブルクに限らず、ビエンナでも魚屋は大繁盛です。
ヨーロッパ内陸に位置するビエンナはドナウ川に近い都市ですが、それにも拘わらず、海のサカナが流行っているんです。



市内の高級食材スーパーJulius Meinlや高級ブテックGalerienに併設されているスーパーでも、年々魚売り場が拡張されていて肉売り場以上に繁盛していました。おまけに売っている魚は、鮭や鮃や鮪、海老、蟹という高級魚ばかり!



なるほど、これでは、彼らは世界中の鮭や海老や蟹を買いあさるわな~、と感心した次第です。
狩猟民族である欧米人と農耕民族である東洋人の食い物は、伝統的に微妙に異なっていたために、ある種、食材供給バランスが取れていたと思うのですが、皆、同じものばかり食うようになると、完全にそのバランスが崩れ奪い合いになる!


だから、最近キングサーモン見かけないのだ。

私のキングサーモン、誰かに食われている。



ところで、向こうで食べた美味しいサーモン料理は何かというと、それが残念ながら、いまもって無いのです。
鮪の場合にはシシリーのマグロカルパッチョという超美味な料理があったのですが、サーモンの場合は残念ながら未だ巡り会っていない。


かなりいいレストランでも生のサーモン料理は出さないし、大抵、薫製かソティーのどっちかだが、残念ながら、そのどちらも日本人の舌には大味に映る。特に焼きの技術が必要なソティーは頂けない。バサついた味しかしないからソースでは誤魔化せない。


やはり、北海道の厚岸で食べた鮭のルイベに敵うものは無さそうだ。もっとも、未だ、ノルディック3国には行っていないから、もしかしたらストックホルムやオスロ当たりにはあるのかも知れないが。



さて、本題の超簡単サーモン料理の作り方は第1回目のマグロソティーと全く同じ。


なあ~んだ、マグロがサーモンに変わっただけかぁ~。
そうなんだ!!
しかし、トラウトは身が柔らかいので焼き方が難しいのと味が薄いのでソースに一工夫。


材料は、トラウトサーモン1さく、新鮮な長ネギ1本、ニンニク1個、バージンオリーブオイル大さじ3~4杯程度、塩、胡椒、ペペロンチーノソース少々。


サーモンのさくを適度の大きさに切り、塩、胡椒を掛ける。ブランディやウィスキーで軽く下味を付ける。
長ネギを水洗いし表面の一皮を剥いたあと5cm程度の長さに切り揃える。
ニンニクの2房程度を粗みじん切りにする。


フライパンにオリーブオイルを敷き熱した所にサーモンを入れ軽く両面を焼く。
トラウトは身崩れしやすい上にフライパンに焦げ付きやすいので、中華鍋よろしく常時煽ること。
半生状態が一番美味いので、焼きすぎないよう注意のこと。


サーモンを焼いたあと、ネギを同じフライパンで炒め、軽くオリーブオイルが染み込んだところで大皿に移す。


ついで、そのままニンニクを炒める。綺麗なキツネ色になり、においがしてきたら終了。大皿に盛りつける。


いずれも、高温で手早く焼くことがコツ。オリーブオイルは飛び跳ねるのでフライパンに透明な蓋をすると良い。


好みのソースを掛けると出来上がりだが、トラウトの無味性と残暑厳しい折、ピリッとしたペペロンチーノソースで決めてみました。

画像



頂き物の純米大吟醸「黒牛」を良く冷やしておき、ワイングラスで飲むと日本酒これにきわまれり!!!


そんじょそこらの安物のワインよりは、遙かに美味い日本酒でした!!!




外人、サカナだけでなく日本酒の味を覚えるなよ!!

私の日本酒、飲まないで!






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