イチローのMVP獲得と総理の憂鬱

酒を飲みながらニュースステーションを見ていたら、イチローが大リーグオールスターMVPを獲得したことを知った。
これがコイズミ総理だったら早速、国民栄誉賞授与と騒いでいるだろう。例え、過去二度もイチロー自身が固辞しているにも拘わらず。


それに比べ、アベ総理の無関心な対応はどうだ。いかにも社保庁問題で手が回らんとか赤城農水省事務所経費疑惑で狼狽しているとか参院選対策で余裕がないとか、一国の総理総裁として明らかに器の小ささを露呈しているのは如何なものか。


大リーグオールスターというのは年に一度の開催で、選ばれる選手はたったの32人。開催に先立ち、赤絨毯の上をオープンカーに乗り正装でパレードする栄誉ある伝統的行事である。
そのようなハレある場でMVPに選ばれたわけであるから、アメリカ社会の英雄としてお祝いされることは当然、日本の英雄としても祝福されて当たり前のことである。
もしも、米国栄誉賞みたいなものが先にイチローに授与されたらどうするつもりなんだろう? アベ総理は?



コイズミ総理の後継を決める時期に、テレビ番組で細木数子の占い番組を見たことがある。その時の総理候補としては四人名前が挙がっていた。アベ、フクダ、アソウ、タニガキで、細木数子のテレビ的興味本位の見立てでは、アベは機熟さず、フクダが万事好機となっていた。(残りの2人は論外)
この放送は一躍霞ヶ関で有名となり、以来、細木は番組で予想を言うことを止めてしまった。聞かれると必ず、次はタケベと、心にもないことを。

フクダは結局、靖国問題を政争の具としない信念のもと自ら退いてしまい、結果、アベの一人勝ちとなったわけである。


占いは占い、信ずれば真ずる、疑すれば擬する、科学的に証明されたものではないが、いまになってみると、細木数子の見立てはあながち当たっていないとも言い切れないように思う。特にアベの場合には。時機が未熟だったのである。


昨日(7月10日)のニュースステーションにアベ総理はナマで出演し古舘伊知郎のインタビューに応じた。一国の総理が斯様なニュース番組に出るとはびっくりしたが、我々が期待したことは社保庁問題等の度重なる不祥事をまず国民にお詫びする言葉であったが、アベ総理の口からは遂にそれを聞くことはできなかった。
それどころか、古舘伊知郎の切り込みをかわすこともできず、自らの主張も十分に表現することもできず、何のための番組出演かと疑われるような失態を演じてしまった。

アベさんて、プレゼン下手なんだ!!  ディベートできないんだ!!
う~~~ん、  大丈夫かな~~  これが我が国の総理だとしたら。
と、国民は大いに心配させられたわけである。



いまとなってはフクダの英知が光るように思われる。自らの信条において、総裁選と天皇とどちらが大切か。フクダは自らの信念のもと、身を退くことを選んだのである。
アベ総理に欲しいのはそのような理智ある潔さだ。


考え過ぎるな!  危険だから!
考え過ぎるな!  死んでしまうから!

この言葉は拙者が常日頃、車を運転するときに唱える呪文である。
車は時に家庭となり、車は時に社会となる。
拙者が総理であれば、車は時として国政である。

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